2019年2月23日土曜日

ACCAは諦めました

あけましておめでとうございます(といってももう1 Quarterが過ぎようとしていますが)

年末年始から、自分のこれからの人生についてじっくり考えてみました。
本当に時間を使いました。

ACCAを目指そうと決めたのだが、本当にこれでいいのだろうか、と。

Financial Planningに加え、Taxのテキストも取り寄せてみました。

そこで心が折れました。

ちょっとこれは、やめておこうかな。。。

この問題が解けるようになって、無事合格しても、自分は何がしたいのだろう。

CFOになりたいんじゃなかったのか?

。。。いや、本当にCFOになりたいのだろうか。

。。。ってか、CFOの仕事って何だ?

私がファイナンス職に新卒入社したときに志したのは、事業部レベルを統括できるファイナンスコントローラーだったよな、なんて思い出して。

もう今その仕事ができてるじゃん!!!

とても楽しいし、充実してるし。

でもなぜだろう、とても怖い。走り続けないと、自分の仕事はどんどん形骸化していく気がする。

年末年始から、ずっとそのことを考えていた。

自分の次の目標は何か?、そしてそこに向かって何をするべきか?
自分の時間をどこに投資するべきか?

とうことで、一旦ACCAの勉強をやめました。

もともとACCA自体を目指す方が非常に少なく、私の勤めている米国企業ではそれほど評価されないだろうな、ということもありますが、

私の好きな書籍『投資銀行残酷日記』にもあるように、”道が間違っているなら、走っても仕方ないじゃないか”という言葉を思い出したからです。

で、何をしていたかというと、

昔お世話になった転職エージェントに相談したり、いろんな経営者のブログを見たり、Youtubeを見たり、他の資格を検討したり、、、

その中で気づくのは、自分のキャリアは外資投資銀行や証券で身につくいわゆる金融のプロというところとは異なるのだ、ということ。

今からどう頑張ったところで、彼らには勝てない。
M&A?、投資?、企業価値?。。。その分野にはすでにプロがいる。

私のキャリアは事業会社だ。
このままDirectorを目指すのが一番普通なのだ。

でもね、Director(=外資系においてはCFOとほぼイコール)って、今めちゃくちゃ優秀な人がやっているんですよ。

もう、、、自分との差が大きすぎて、悲しくなります。

で、その方と自分の差を探していたら、英語力と、コンサルティング経験かなと。

おそらく簿記会計の知識の差はあまりないと思いますし、専門家になるわけでもないので。
英語力は高めなければいけないでしょうけれど、まあこれは頑張るとして。

コンサルティング経験!!

つまりアドバイザー的な立ち位置。これ、ちょっとワクワクしました!

簿記や会計士、仕訳、といった言葉は、経理部~?決算?事業のこと本当に分かってる?みたいなイメージで、全然ワクワクしませんでした。

しかし、コンサルティング、アドバイザー、その先にあるCEOとの両輪で事業を作る、という方向にはとても広がりを感じました。

で、うすうす気づくのですが、この方向には、資格というものは存在しないのだ

ああ、、、正直、自分のキャリアって、資格で語ってきたので、私なら、米国公認管理会計士、簿記2級、英検準1級、TOEIC900、、、こういうもので表現しないと気付いてもらえない恐怖感があって。

もちろん、10年間以上ファイナンス職をやってきたということは結構な威力があるのも事実。

でも、やっぱり資格がほしい!!

自分は、こんなことができる!ということを客観的に証明してくれる資格が欲しいんです。
これはもう、資格の罠にはまっているのでしょうか、、、

証券アナリストを取ろうかなんて考えてしまったり、、、

一旦落ち着いてみようか、って誰かの声が聞こえてきそうです。

しかも、家族のことを考えると、家のことをおろそかにしてまで、勉強するのって、どうなの?っていうところもあります。

だから、結局、自分の人生をどうしていきたいか!ってことになるんですよ。

第一優先は、ファイナンスコントローラーという仕事は好きなので、この仕事を続けたい。
(あと、気づいたのは、営業やマーケティング、金融にはプロがいるので、今から異動すると苦しいだけ)。

だから、この道で、家庭とのバランスをとりながら、コンサルティング力をつけて事業に参画していく、ゆくゆくはCEOを代行できる、というのが方向性となるのでしょう。

で、どうするのか。CEO代行って、プロ経営者の道ってことなんでしょうね。

プロ経営者といえば、コカ・コーラから資生堂に移った魚谷さんって、コロンビアMBAをお持ちなんですよね。
MBAがいいんだけどなあ~~、家族がいるし、お金もかかるし、、、今更感がありますね。

とは言え、食品からトイレタリーへの業界変更ができたという意味で、経営者として普遍的なスキルが何かあるんでしょうね。

魚谷さんがコカ・コーラ時代に書かれた本を読んだことがあるのですが、マーケットをとらえる能力なんですよね。。。

そういえば、私の前職の事業部長が、私がその時ファイナンス職にいるのを見て、ファイナンスは専門家になるんじゃなくて、その知識をベースに営業で一緒にビジネスをしようよ!とおっしゃっていました。

そうそう、ビジネスをしようと

今、ビジネスをしてるか!?

ちょっとできてる気がする、、、でも、まだまだ。

私の勤めるIT企業が、これから何をしようとしているかわかっているか?
わかっていない、、、うわべだけの知識しかないんだ。

ここかな、答えはこのあたりにありそうだ。

だから、一旦目標はこうします。

1)ファイナンスコントローラーとしての仕事は本気でやる
2)ファイナンスの知識のブラッシュアップのために、”コーポレートファイナンス”の本を読み込む
3)プロ経営者の道を目指すべく、ITマーケットの勉強をする

2)は何?という感じですが、唯一私が展開できる知識はコーポレートファイナンスだと思ったので、これを頑張ろうかなと。ちょうど家に、ほこりをかぶっていた、”コーポレートファイナンスの原理(第7版)があったので、これをぼろぼろになるまで読み込めば、もう十分なんじゃないかと。
(証券アナリストを勉強するまでもない)

最後にもう一度書きますが、わくわくしない、簿記、会計の専門資格は、やめます。
(USCPA、ACCA、簿記1級)

3)については、IT技術を勉強するわけではないので、資格ではありません。あくまでITマーケットの勉強です。
(ITパスポートとか、IT情報技術者とか、これは過去問を見たので確か)

これで、気持ちが吹っ切れた。

今日はこれから美容院に行きます、そういえばACCAを目指そうと決めたのは美容院への道の途中だったな。

もう一度そこを通って、何かの啓示があればいいな。
長文になりましたが、このあたりで。

FP&Aの仕事は忙しいのか(コントローラー編)

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