私自身が迷いに迷ったこの選択、米国公認管理会計士と簿記1級のどちらを取得するか、という問題について考えてみたいと思います。
結論:勉強はしておいて損はないが必須ではない
ファイナンシャル・アナリスト、もしくはコントローラーを目指す方にとっては、日商簿記2級+英語力でまずは対応できます。
10年目くらいまでのキャリアであれば、日商簿記1級レベルが求められることはほぼありません。私自身、持分法の考え方くらいは業務中に話題として出てきたことがありますが、それ以外の連結会計などについて知識を求められたことはありません。
今は簿記2級でも連結会計が入っていますし、2級まで取っていれば問題ないかと。
それ以上に、英語力とエクセルの方が役立ちます。
(エクセルはVlookupとPivot周り、あとはショートカットキーは多いほど良いです)
ただし、ファイナンシャル・アナリストはAccounting(経理)とやりとりすることも多いため、彼らとコミュニケーションできるレベルの知識を持っているほうが絶対良いです。
なので、1級は取得しなくてもよいけど、少しかじっておいて損はないです。
私は1級を大学生の時に受けてみましたが、45点くらいで落ちました(涙)
理系で大学の授業中に隠れて勉強して、1回目の受験でこの点数だからまあ上出来でしょう(笑)
話が逸れましたが、USCMAだけでは会計処理には今一つなので、簿記の勉強も一緒にしておきましょうね。ということです。
現在、私もファイナンシャル・アナリストとして事業部付の管理部に所属していますが、簿記の知識のある人が意外に少なく、仕訳をサラサラと書けるという能力があればそれだけで一段上になります。日商簿記2級レベルの人はある程度いますが、日商簿記1級レベルになるとほとんどいない印象です。経理部とのコミュニケーションも求められるアナリストですので、日商簿記1級を取ると強いですね。
ここまで見ていくと、外資系(特に米国系)企業においてのファイナンシャル・アナリストとしてのキャリアにおいては、米国公認管理会計士における管理会計の手法はとても価値がありますし、それにより視野が広がることは間違いありません。将来的に経営者になって、広い視野で事業を運営していきたい、もしくはそのサポートをしていきたい、と考える人にとっては米国公認管理会計士は良い選択です。
私は、日商簿記2級->米国公認管理会計士で、今外資系でファイナンスマネージャーをやってますので。今は金融関連とか勉強してます。
ご参考になれば幸いです。
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