2019年10月9日水曜日

USCMA(米国公認管理会計士)を取得する価値&理由

なぜUSCMAを取得するのか。

それはFP&Aから、FP&A Manager、そしてCFOへとキャリアアップを目指すための指針になるからです。

USCMAはミニMBAとも呼ばれ、管理会計(Valuationや投資意思決定、現在価値の概念まで)をかなり高いレベルでまとめている資格試験です。

ですので、問題は結構難しく、満点を目指すならば相当な勉強量が必要です。

いわゆるコーポレートファイナンスについての唯一の資格試験と言ってもいいでしょう。

(これ以外に企業財務を包括的にまとめた試験は見当たりません)

FP&A(Financial Planning & Analysis)を目指すなら、取るべき!

私の以前勤めていた外資IT企業でも、それなりのポジションに3名くらい持っている方がいました。

学生のときって、FP&Aという職種はあまりなじみがないかもしれませんが、

会計+ビジネスだと思ってもらえれば。

部門でいうと、

経理と事業部の間にいる人

経理のこともビジネスのことも両方知っていて、どうすれば企業価値を高められるかを計算してアドバイスする仕事です。

かなりやりがいのある仕事なので、当然収入も経理部よりも高いのが普通です。

その分、意思決定につながる仕事なので、責任もあります。

若くして、数千万円の決裁権限を持つこともあります。

こんな仕事に興味のある方は、FP&Aを目指してみてください。
経理部から転職でもいいですが、外資系にしかない職種なので、いきなり外資系に入ってスタートするのが一番早いですね。

大卒でUSCMAの資格はCertificationが取れますが、試験合格だけなら大学生のうちに合格できたと思いますので、上記のような仕事を目指してみようという方は、ぜひUSCMAのテキストを取り寄せてみてください。

FP&Aのスキルはポータブル(持ち運び可能)なので、転職するもよし、業務管理部(伝票を入力したりするオペレーション部隊)に行くもよし、営業コンサル的に展開するもよし、の使い勝手の良いスキルセットです。

私も12年ほどFP&Aの世界にいますので、何かあれば、コメントお待ちしています。

USCMA(米国公認管理会計士)の前に簿記は不要

USCMA(米国公認管理会計士)の資格を勉強しようと決めた方へ。

さあやるぞ、と気合を入れてテキストを取り寄せる。

で、そのテキストの分量に圧倒されるんです(私もそうでした)。

中身は英語の電話帳状態。

独学でこの問題を解けるようになるなんて、無理じゃないの?

これよりも日本語で簿記をしっかり理解したほうがいいのでは、と思う方もいらっしゃるかも。

でもそもそも論として、簿記とUSCMAは内容が全然違います!!

簿記は財務会計、USCMAは管理会計。

なので、簿記3級、2級を取ってからやりましょう。というステップは必要ないです。

逆に言えば、USCMAを取っても簿記で学ぶような仕訳は一切できるようになりません!!

これは本当。

USCMAは外資系のFP&Aにぴったりフィットする資格なんですよ。

なので、その道に進みたい方はこの分厚いテキストをやるしかないわけです。

事前準備は不要。

資格スクールでは会計の基礎をやってからというステップになってますが、どちらかと言えばファイナンスの本を読んだほうがいいです。

おすすめは、一昔前ならば、

1.ダイヤモンド社『新版 グロービスMBAファイナンス』

でしたが、今の私のお勧めは下記。こちらのほうが実践向き。

2.日本実業出版社『道具としてのファイナンス』

さらにさらに、最近いい本が出たんですよね。それがこちら。

3.ダイヤモンド社『コーポレートファイナンス-戦略と実践


全部読みやすいので、この辺りを読んでから、USCMAの勉強に入ると良いと思いますよ!

逆に言えば、これらの本に興味があるならば、それはUSCMAがばっちりハマりますよ。

ぜひ多くの方がUSCMAの学習に前向きに取り組めることを願って。
何かあればコメントをお待ちしています!

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