2020年6月18日木曜日

CFOについて考える

日本企業には本当の意味でのCFOはいない

そんな記事を読みました。

経理部長や財務部長はいるけど、彼らはCFOではないんだそう。

CFOは専門家ではなく、経営者であり戦略家であるべき、というのがこの記事の趣旨。

海外では営業部長がCFOを経由してCEOになることもあるんだと。

すごいことですよね。。。営業部長がファイナンスの専門領域に入り込めるってことなんですよ。つまりこれは、CFOに求められているスキルは、経理部長のそれとは異なるってことを意味しています。

いや~かなり的を得ていると思います。

私もあるときから、自分は経営者の一人なんだという意識をもって仕事をするようになってから、少しずつですが自分の生み出す価値が高まっていくように感じています。

例えば、プランニングするときにも、先に営業マネージャーと話をつけて、CEOや事業部長にこちらから提案しちゃうとか。

そのくらいまでFP&Aは、首をつっこんで良いと思うんですよ。
単なる数字の集計屋さんでいても、まあ仕事はたくさんありますけど、もっと面白いことをやろうと思ったら、そこに逃げていたらダメなんですよね。

実績の報告をしているだけのFP&Aって世の中に多いと思います。

その次に、分析してビジネスのどこに問題があるのか、を見つけるレベルがあって、

その次に、KPIを設定して、営業を動かして、その問題点を解決に導くレベルがあって、

その次に、そのKPIが達成しやすいような仕組みを作れるレベルがあって、

その次に、その仕組みを作るためのIT投資や人材投資を検討できるレベルがあって、

その次に、会社経営のレベルがあるんです

だから、結局FP&Aの仕事を突き詰めていくと、CEOに行きつくわけですよ。

財務の専門家はその時々で、アドバイスを求めるくらいで良くて、多くの上場企業は営業利益をいかに上げるのか、ということがメインなステージにいるわけで、今更財務戦略がどうとか、そういうのは求められないと思うのです。

この辺りを意識して、たぶん自分は今、KPIを設定して、営業を動かすレベルにいるなあと思うので、次のステージ(仕組みづくり)にもどんどん参画していければなと思っています。

意識するだけで、仕事は変わるんですよね。

ということで、今日はここまで。




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