2017年1月31日火曜日

USCMA(米国公認管理会計士)は結局いくら稼げるのか

USCMA(米国公認管理会計士)はいったいいくら稼げるのか。。。

これはこの資格の取得を志す皆様が少なからず気にしているテーマかと思います。
基本的に金融・ファイナンスに関する職種はそれなりに待遇が良い、というイメージを持つと思いますが、具体的な数字をお見せして、USCMAの魅力(?)をお伝えしていきたいと思います。

まず、こんな話を聞いたことはありませんか?

米国公認会計士(CPA)よりも収入がいい ? 

ここでは、USCMAの広報誌”Strategic Finance"の2014年6月号に掲載されているデータを少しご紹介します。すると、、、ショッキングなデータがありました!

Average Salary
No CMA or CPA : 88,196 USD
CMA Only   :115,952 USD
CPA Only          : 121,762 USD
Both CMA and CPA : 128,035 USD

、、、はい。

ということで、残念ながらCPAの方がやや収入が良いという結果です(涙)。

転職市場でもCPA求む、という記載は良く見ますが、CMAというのはなかなかお目にかかりません。とはいえ、私自身転職の際に、CMAだけで一気に書類選考突破できましたので、CMAを推奨している企業は少なからず存在するようです。

また、年齢別に見ると、19-29歳、50-59歳の二項目ではCMAの収入が上回っています。

ちょっと別の視点から見ていきましょう。

CMAはどういった仕事につくと、よりリターンが大きいのか。

最もサンプルの多い順から6つを上げると、次のようになります。

Corporate Accounting:105,272 USD
Finance                     : 125,468 USD
General Accounting    :  90,451 USD
General Management : 137,695 USD
Cost Accounting         : 80,945 USD
Budget & Planning      : 103,817 USD

単純に待遇だけを考えるならば、経理よりもフィナンシャルアナリスト、という感じでしょうか。
資格の性質を考えても、アカウンティング(簿記や会計)の力がそれほど求められることはなく、明らかにフィナンシャルアナリスト向きの資格と思いますので、この結果は肌感覚とも合致しています。

さて、ここで私の歩んできたキャリアと、私の収入を比較してみようと思います。
やめたほうがいいかな~と思いながら、恐る恐る数字を見てみました。

えーと私は、最初の5年間はジュニアフィナンシャルアナリスト、そのあとシニアフィナンシャルアナリストになり、1年後に転職、今の企業で2年経過したところです。

では私の給料は、平均値から見てどうなのよ!!??

ということで、データを見てみました!

Financial Analyst (Entry Level) :75,291 USD
Financial Analyst (Middle Mgmt)  : 83,249 USD

ということで、、、CMA保持者は、年収800万円~900万円ってことですかね(苦笑)
それか、ひと昔前の超円高76円時代の話かも(苦しい言い訳)。

はっきり言って、こんなにもらっていませ~ん!
そんな夢のような資格なのか~~~~~!
大手の外資系なんかに所属してこそ、ということでしょうか。

ショックを受けていても始まらないので、将来のことを考えてみましょう。
私もゆくゆくはキャリアアップしていきたいので、そうなると、

Manager                 : 101,710 USD
Divisional Controller : 112,511 USD

あたりになりますね。
このブログをご覧の皆様が、よりこの資格を活用してステップアップしていくことを切に願っております。

私もまだ30代前半なので、、、コントローラー目指して頑張るぞ!!    

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