さて、最終面接を受けてオファー待ちの状態から、毎日ワクワクしながらオファーレターを待った。
遅い、、、
CFOが多忙につき時間がかかっているようだ。
そしていよいよ9月末に念願のオファーレターが出た!!!
(沈黙)
期待値よりもかなり年収が低い!!!
ポジションは一応シニアアナリストとのことだが、他のチームメンバーと水準を合わせるため、これ以上は出せないとのこと。
しかも、初年度はボーナスは出ず、残業代もみなしになっているので、追加分は22時を過ぎた分だけしか出ないらしい!!
うーむ、、、、これだと現職の方が待遇が良いくらいだ。
エージェントに交渉していただいたが、最後まで条件は変わらず。
泣く泣く、このオファーを辞退することにした。
まさか、こんな結論になるとは。。。。
(実はこの少し前に、別のIT企業からもかなり好条件のオファーをいただいていたのだが、承諾までに第一希望の今回の企業のオファーが出なかったので、そちらも辞退していたところだったのだ。。)
これは辛い、、、これならIT企業の方で決めればよかった。
現職よりも20%アップの好待遇だったのに、、、(涙)。
気にしていても仕方がない。
また気分を切り替えて転職活動を継続することにする。
過去の実績からIT企業の方がオファー条件が良いのかなあ、なんてちょっと思ったりする。
では再見!!
2017年10月15日日曜日
2017年9月19日火曜日
USCMA(米国公認管理会計士) 最終面接の段
転職活動には魔物が住むというが、本当にタフですわ、、
先日ようやく、以前応募していたFP&A コントローラーポジションの一次面接通過から、
ようやく最終面接に呼ばれたのだ!!
一次面接通過から2ヶ月くらいかかってようやく前に進んだ〜〜。
何があったのか、決してのんびりしていたわけではない。
採用凍結があったのだ、、、
しばらく迷った末、別のエージェントに連絡を取って転職活動を継続していたら、
ようやく最終面接のお声がかかった!
ということで早速面接へ。
面接官はCFO、外人なので英語面接である。
英語面接はドキドキするが、意外に単語が出て来た。
調子が良かったのだな。
君はこの会社でどう貢献できるんだね?
の質問にも自信をもって強気に回答。
これが気に入られたようだ。
君みたいなアグレッシブな人を求めていたんだ!
君にオファーを出そう!
と言ってくれた!!!
そんなこんなで予定時間よりもかなり早く面接終了。
これは期待できるのでは?
オファーレターが来るのを楽しみに待つことにしよう。
では今回はこのあたりで。
先日ようやく、以前応募していたFP&A コントローラーポジションの一次面接通過から、
ようやく最終面接に呼ばれたのだ!!
一次面接通過から2ヶ月くらいかかってようやく前に進んだ〜〜。
何があったのか、決してのんびりしていたわけではない。
採用凍結があったのだ、、、
しばらく迷った末、別のエージェントに連絡を取って転職活動を継続していたら、
ようやく最終面接のお声がかかった!
ということで早速面接へ。
面接官はCFO、外人なので英語面接である。
英語面接はドキドキするが、意外に単語が出て来た。
調子が良かったのだな。
君はこの会社でどう貢献できるんだね?
の質問にも自信をもって強気に回答。
これが気に入られたようだ。
君みたいなアグレッシブな人を求めていたんだ!
君にオファーを出そう!
と言ってくれた!!!
そんなこんなで予定時間よりもかなり早く面接終了。
これは期待できるのでは?
オファーレターが来るのを楽しみに待つことにしよう。
では今回はこのあたりで。
2017年7月21日金曜日
USCMA(米国公認管理会計士)、1次面接突破の段
1次面接を突破した!!
医療関係の名門企業である。
すばらしい。
Job Descriptionにはなんと、”CMA Preferred”と書かれていて、もちろん書類選考はすぐに通過。
その後、1次面接も通過の連絡をいただいたのです。
来週には、CFOとの最終面接が控えていて、それに向けて一段とモチベーションを高めている今日この頃です。
CMAを持っていることの効用としては、いちいちFinanceの知識を面接で披露する必要がない、ということです。
この資格があれば、一定レベルのFinance知識を持っていると判断されます。
ちなみに、エージェントの方は、CMAはGeneralなFinance知識を有することを示す資格だとおっしゃっていました。(まあこれが意味するのは、より専門性の高い仕事に就くにはさらなる努力が必要だということなのですが)。
面接はおしゃべりみたいな感じで和やかに進みました。
とはいえ、通過連絡をいただいてとりあえずホッとしています。
そういうわけで、転職活動は今のところ順調に進んでいます。
また、来週に良い結果を報告できることを願って今回はこのあたりにしておきます。では。
医療関係の名門企業である。
すばらしい。
Job Descriptionにはなんと、”CMA Preferred”と書かれていて、もちろん書類選考はすぐに通過。
その後、1次面接も通過の連絡をいただいたのです。
来週には、CFOとの最終面接が控えていて、それに向けて一段とモチベーションを高めている今日この頃です。
CMAを持っていることの効用としては、いちいちFinanceの知識を面接で披露する必要がない、ということです。
この資格があれば、一定レベルのFinance知識を持っていると判断されます。
ちなみに、エージェントの方は、CMAはGeneralなFinance知識を有することを示す資格だとおっしゃっていました。(まあこれが意味するのは、より専門性の高い仕事に就くにはさらなる努力が必要だということなのですが)。
面接はおしゃべりみたいな感じで和やかに進みました。
とはいえ、通過連絡をいただいてとりあえずホッとしています。
そういうわけで、転職活動は今のところ順調に進んでいます。
また、来週に良い結果を報告できることを願って今回はこのあたりにしておきます。では。
2017年7月12日水曜日
USCMA(米国公認管理会計士)をひっさげていざ二度目の転職活動!!
突然ですが、転職活動をすることにしました!!
いや、会社の中で頑張るのが一番大切というのはわかっている。
わかっているけど、、、もう我慢ができません。。。
3年間十分に頑張ってきた!!
粘ってみたけれど、チャンスが全然巡ってこないので。。。
マネージャーどころか、昇進のチャンスも全くない。
いずれ昇進したとしても、40歳過ぎだろう、、、しかしそれでも部門のファイナンスを担うポジションではない。
これじゃあ、、、俺の目標はいつになればかなうのだろう、、、、
ちょっと不安になったその足で、エージェントにアポをいれて面談に行ってみた。
外資系に強い例のエージェントだ。
「経理のコントローラー、あわよくばCFOを目指していきたい」、とエージェントに相談したら、
「そうかそうか、それなら、今の会社にいたらダメだよ」、、、。
え、、、そうなんですか!!!
この言葉を完全に鵜呑みにするわけではないが、FP&Aのキャリアをもう一度積みなおして、さらにMBAを取得しないと、きみの目標には達成しないよ、とアドバイスされたのだ。
だから、俺は転職活動を行うことにする!!(はや!)
そう決めた!!
マネージャーポジションをこの手で射止めて見せる!!
そう誓った夏の日でした。
いや、会社の中で頑張るのが一番大切というのはわかっている。
わかっているけど、、、もう我慢ができません。。。
3年間十分に頑張ってきた!!
粘ってみたけれど、チャンスが全然巡ってこないので。。。
マネージャーどころか、昇進のチャンスも全くない。
いずれ昇進したとしても、40歳過ぎだろう、、、しかしそれでも部門のファイナンスを担うポジションではない。
これじゃあ、、、俺の目標はいつになればかなうのだろう、、、、
ちょっと不安になったその足で、エージェントにアポをいれて面談に行ってみた。
外資系に強い例のエージェントだ。
「経理のコントローラー、あわよくばCFOを目指していきたい」、とエージェントに相談したら、
「そうかそうか、それなら、今の会社にいたらダメだよ」、、、。
え、、、そうなんですか!!!
この言葉を完全に鵜呑みにするわけではないが、FP&Aのキャリアをもう一度積みなおして、さらにMBAを取得しないと、きみの目標には達成しないよ、とアドバイスされたのだ。
だから、俺は転職活動を行うことにする!!(はや!)
そう決めた!!
マネージャーポジションをこの手で射止めて見せる!!
そう誓った夏の日でした。
2017年2月23日木曜日
USCMA(米国公認管理会計士)を取得した後はどうする?
米国公認管理会計士を取得してからまもなく3年ほどが経過しようとしています。
今まで自分の仕事についてほとんど話してこなかったのですが、ちょっと私の目標についての話を聞いてほしいと思います。
私は、外資系企業で事業管理(CFO傘下の組織に所属)の仕事に携わっています。フィナンシャル・アナリスト、とかコマーシャル・サポートとか、呼び方は色々とあるみたいですが、いわゆる事業部の営業利益、経費を管理する役割を担っているわけです。
フィナンシャル・アナリストという仕事は、とても魅力的な仕事です。
経理とも違いますし、いわゆる金融系の証券アナリストとも違います。
証券アナリストは金融(市場)を見ているわけですが、フィナンシャル・アナリストは金融(市場)は基本的に見ていません。外資系企業の場合には、外貨建てでのレポーティング、もしくは外貨建てでの仕入れ・販売がありますので、為替相場については少々関わることになりますが、為替相場がどう動くのか、という点においてのプロフェッショナルではありません。
フィナンシャル・アナリストについて書いていくと長くなりますので、それは次の機会に詳しく書くとして、今回は将来的にコントローラーになるための道筋について書いてみます。
転職してから、まだまだ地を這うような仕事が多いです。
そんな中でも、前職ではなかなか得られなかったスキルを二つ身に着けました。
これは小さい組織ならでは、と言えるかもしれません。
・キャッシュフロー管理
・契約(コントラクト)レビュー
特に、契約書のレビューは大変面白く、読み込んでいくにつれて段々と目が契約書の条文に慣れていきます。
仕事はこのように少しずつですが前に進んでいます。
一方で、家に帰ってからは、あまり勉強をしなくなってしまい、間もなく春という現在、今一度何かを始めてみよう、と思っているのです。
コントローラーとしてのスキルアップのために必要なことは何か?
いろいろと考えてみました。
転職エージェントの募集欄で上記のような仕事を検索すると、求められるスキルに多いのが、
①営業経費管理、予算編成、フォーキャスティングなどの実務経験
②高度な会計・経理知識
③Excel/Access/PowerPoint等の習熟
④SAP等ERP Systemに対する知識
⑤ビジネスレベルの英語力
と言ったところです。
①はまさに仕事でそれをやっているのでOK、③と④も一応大丈夫そう、⑤は発展途上だがこれからも頑張る気概である、、、とすると、困るのは②ですね。高度な会計・経理知識って何だ!!
そこで、高い役職(CFO候補や経理部長候補)の募集要項を見てみると、これに次のようなものが追加されます。
⑥連結決算、子会社関連会社の管理経験
⑦税務
⑧内部統制
⑨資金調達・財務経験
なるほど、、、いわゆる連結と税務が重要ってことでしょうかね。しかも、CFO候補や経理部長候補の募集要項には、役立つ資格として、公認会計士、税理士、USCPAの三つが良く登場しています。
やはり、、と思ったが、結局難関資格が必要なのですね。。。ジュニア・シニアアナリストレベルであればエクセルと簡単な簿記、そして業務知識があれば仕事になるが、偉くなりたかったらもっと多くの知識と経験を有している必要があるようです。
しかし、、よく考えてみよう。
30歳を超えた理系出身の私が、仕事をしながら勉強する、、。
それがどれだけ難しいことなのか、、、。
難関資格と言われている公認会計士や税理士は、合格率10%ほどで、かなり多くの時間を勉強に費やすことになる。下手したら5年間くらいのプライベートの時間を犠牲にすることになる。税理士に至っては、理系の私には受験資格すらないんです!(涙)。これらを勉強するのは、費用(&時間)対効果が低すぎるだろう。。。
ではUSCPAはどうだろう。これは外資系で実務経験がある私にとってはおそらく意味を持つ資格なのだが、なんとこれも受験資格がない!!!(涙涙)。
これを受験するには経済や法律、商学部の単位が必要で、それをスクールで取得してから、なんてことになると、100万円じゃすまないお金がかかってしまいます。
もちろんMBAとか、会計系大学院に行って単位を取得してから、卒業後のUSCPAという戦略も考えましたが、、、何か目指していることと違う気がします。
私は事業管理をしたくてスキルアップしたいのに、勉強に熱中するあまり、面白い事業が明日にでもLaunchするかもしれないのに参画できず、、なんてことになったら本末転倒ですよね。
そういうわけで、独学で簿記検定1級の商業簿記・会計学の勉強を一通りやってみましたが。。。
どうも消化不良でした。
経理コントローラーまでの道は長く険しい。。。
今まで自分の仕事についてほとんど話してこなかったのですが、ちょっと私の目標についての話を聞いてほしいと思います。
私は、外資系企業で事業管理(CFO傘下の組織に所属)の仕事に携わっています。フィナンシャル・アナリスト、とかコマーシャル・サポートとか、呼び方は色々とあるみたいですが、いわゆる事業部の営業利益、経費を管理する役割を担っているわけです。
フィナンシャル・アナリストという仕事は、とても魅力的な仕事です。
経理とも違いますし、いわゆる金融系の証券アナリストとも違います。
証券アナリストは金融(市場)を見ているわけですが、フィナンシャル・アナリストは金融(市場)は基本的に見ていません。外資系企業の場合には、外貨建てでのレポーティング、もしくは外貨建てでの仕入れ・販売がありますので、為替相場については少々関わることになりますが、為替相場がどう動くのか、という点においてのプロフェッショナルではありません。
フィナンシャル・アナリストについて書いていくと長くなりますので、それは次の機会に詳しく書くとして、今回は将来的にコントローラーになるための道筋について書いてみます。
転職してから、まだまだ地を這うような仕事が多いです。
そんな中でも、前職ではなかなか得られなかったスキルを二つ身に着けました。
これは小さい組織ならでは、と言えるかもしれません。
・キャッシュフロー管理
・契約(コントラクト)レビュー
特に、契約書のレビューは大変面白く、読み込んでいくにつれて段々と目が契約書の条文に慣れていきます。
仕事はこのように少しずつですが前に進んでいます。
一方で、家に帰ってからは、あまり勉強をしなくなってしまい、間もなく春という現在、今一度何かを始めてみよう、と思っているのです。
コントローラーとしてのスキルアップのために必要なことは何か?
いろいろと考えてみました。
転職エージェントの募集欄で上記のような仕事を検索すると、求められるスキルに多いのが、
①営業経費管理、予算編成、フォーキャスティングなどの実務経験
②高度な会計・経理知識
③Excel/Access/PowerPoint等の習熟
④SAP等ERP Systemに対する知識
⑤ビジネスレベルの英語力
と言ったところです。
①はまさに仕事でそれをやっているのでOK、③と④も一応大丈夫そう、⑤は発展途上だがこれからも頑張る気概である、、、とすると、困るのは②ですね。高度な会計・経理知識って何だ!!
そこで、高い役職(CFO候補や経理部長候補)の募集要項を見てみると、これに次のようなものが追加されます。
⑥連結決算、子会社関連会社の管理経験
⑦税務
⑧内部統制
⑨資金調達・財務経験
なるほど、、、いわゆる連結と税務が重要ってことでしょうかね。しかも、CFO候補や経理部長候補の募集要項には、役立つ資格として、公認会計士、税理士、USCPAの三つが良く登場しています。
やはり、、と思ったが、結局難関資格が必要なのですね。。。ジュニア・シニアアナリストレベルであればエクセルと簡単な簿記、そして業務知識があれば仕事になるが、偉くなりたかったらもっと多くの知識と経験を有している必要があるようです。
しかし、、よく考えてみよう。
30歳を超えた理系出身の私が、仕事をしながら勉強する、、。
それがどれだけ難しいことなのか、、、。
難関資格と言われている公認会計士や税理士は、合格率10%ほどで、かなり多くの時間を勉強に費やすことになる。下手したら5年間くらいのプライベートの時間を犠牲にすることになる。税理士に至っては、理系の私には受験資格すらないんです!(涙)。これらを勉強するのは、費用(&時間)対効果が低すぎるだろう。。。
ではUSCPAはどうだろう。これは外資系で実務経験がある私にとってはおそらく意味を持つ資格なのだが、なんとこれも受験資格がない!!!(涙涙)。
これを受験するには経済や法律、商学部の単位が必要で、それをスクールで取得してから、なんてことになると、100万円じゃすまないお金がかかってしまいます。
もちろんMBAとか、会計系大学院に行って単位を取得してから、卒業後のUSCPAという戦略も考えましたが、、、何か目指していることと違う気がします。
私は事業管理をしたくてスキルアップしたいのに、勉強に熱中するあまり、面白い事業が明日にでもLaunchするかもしれないのに参画できず、、なんてことになったら本末転倒ですよね。
そういうわけで、独学で簿記検定1級の商業簿記・会計学の勉強を一通りやってみましたが。。。
どうも消化不良でした。
経理コントローラーまでの道は長く険しい。。。
2017年2月19日日曜日
USCMA(米国公認管理会計士)は独学で合格可能なのか?
米国公認管理会計士という資格に縁あって出会った皆様。
よくぞ見つけてくれました、という資格試験です(笑)
そのくらい、日本人にあまり馴染みのない試験です。
書店の資格コーナーで、全資格の載っている辞書みたいな本がありますが、その中でも、米国公認会計士(USCPA)はあれど、管理会計士の資格はなかなかお目にかかれないのではないでしょうか、、
私は大学生の時に、なんとなく購入した資格本の中でこの資格に出会いました。
とはいえ、理系の私は、最初は技術系資格(技術士とか環境計量士)を探す目的で購入したわけで、まさか米国系資格のコーナーを開くことになるとは思いませんでしたが、、(笑)
いずれにせよ、情報が非常に限られた試験であることは間違いありません。
また、試験制度も当初の4パート制から2パート制へと移行しており、日々のアップデートにも対応しなければなりません。
では、スクール講座が出てきた今、果たして独学で取得するのが効率的なのでしょうか?
ここでは、簿記の知識、そして英語力、の二つの観点で場合分けしてお伝えしていこうと思います。
①簿記に馴染みがあり(日商簿記2.3級レベル)、英語に苦手意識がない
USCPAなど他の米国系資格を既に取得済み(学習済み)の方もここに該当します。
この方々は、独学で十分です。
スクールに行く手間とコストを考えると、好きな場所(家とかカフェとか)でテキストを読み込んで理解し、問題をひたすら解くことで合格レベルまで到達します。
TOEICのreadingが300点程度あれば、英語のテキストを独力で理解できますし、教えてもらうより、効率よく学習できます。
②簿記に馴染みがないが、英語に苦手意識がない
外資系にいて、急遽経理部に興味を持った方や、銀行から事業会社のファイナンスに転職したい、といった方々でしょうか。
この方々は、二つの道があります。
一つ目は、簿記3級を学習して、会計基礎を身につけてから、USCMAのテキストに入るという方法。
基本的にUSCMAは、簿記の高度な力は求められませんが、会計はさっぱり、という状態ですと厳しいかもしれません。簿記3級は、適性が合えば2週間、そうでなくても1ヶ月で理解しきれる内容ですので、これを一つのきっかけとして、USCMAのテキストに進んでもらうのが良いと思います。
余談ですが、外資系投資銀行で活躍して、30歳前後でヴァイスプレジデントまで登った私の知人の言うには、外資系投資銀行(いわゆる投資意思決定、キャッシュフローからのNPV計算、財務の最適化といったファイナンスの概念が求められる業界)では、簿記は3級あれば十分とのこと。
USCPAは、スタートラインとして簿記2級程度以上ないと厳しいと言えますが、ファイナンスを生業とする仕事(USCMAは管理会計の資格ですが、投資意思決定評価等の概念がバンバン登場します)では、簿記3級をお持ちならば、スタートラインでは十分と言えます。
以上余談でしたが、USCMAをスタートするにあたり、
損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書の概念については把握した上で臨むのが良いと思います。
どうしても簿記3級を独習するのは、嫌だ!
という方には、もう一つの方法、スクールに行く、という方法です。
某大手スクールの講座内容を見る限り、簿記初習者を想定として英文会計の基礎からステップアップしてくれるので、簿記に馴染みがない方でもチャレンジできます。
ここから先は、各スクールの管轄ですので、私が意見を述べるのは控えさせていただきますが、私自身、独学で十分合格ラインに達しましたので、簿記3級からのステップアップを検討いただけると良いと思います。
③英語が苦手な方
テキストを購入される前に、自分がこの資格を取って何をするのか、を繰り返し考えてみてください。
USCMAは、外資系企業であればそれなりに評価されますが、日系企業ではやはり簿記、公認会計士の方が威力があります。
海外との取引がある大企業においてさえ、USCMAという資格の価値(取得にかかるコストと、そのリターンの割合)が十分実りあるものになるかは疑問です。
ですので、英語で仕事をすることに興味がない方には、向かない資格だと思います。
ただし、英語が苦手だが、将来的に外資系の経理に入りたいんだ、という方がいらっしゃるなら、テキストを一冊購入してみてください。
ここで、間違ってもTOEICや英検の勉強を始めてはいけません!
USCMAは、テキストをじっくりと読み込んで理解する、そして付属の問題(多くは過去に出題された問題がテキストに載っています)を解く。というステップで進みます。
スクールでは、解き方のコツや問題文の読み方など、様々なアイデアを与えてはくれますが、いざ本番試験において英語の長文問題を目の前にして、それを解ききれるかというと、それはどれだけ多くの問題を実際に解いてきたか、にかかっています。
スクールに入学するよりもはるかに安く、テキストは購入できますので、英語の部分がどうしても不安だ、という方はぜひウェブページから購入して、その目で中身を確かめてみてください。
テキストの選び方については過去に私のブログで紹介しましたので、こちらをご覧ください。
http://everyday-friday-uscma.blogspot.jp/2016/02/blog-post_29.html
結果、スクールに通うから使わなくなった、でも良いのです。
どういう雰囲気の資格なのか、それはテキストを見れば実感できます。
最後に、合格までにかかる時間について。
私は①(簿記2級で英語は苦手ではない)でしたが、
ある程度残業がある社会人として、土日2-3時間ずつと平日夜の1時間程度を勉強に充てました。結果、1パート合格まで半年程度でした。パート2は一度不合格でしたので9カ月ほどかかりました。
参考にしていただければ幸いです。
よくぞ見つけてくれました、という資格試験です(笑)
そのくらい、日本人にあまり馴染みのない試験です。
書店の資格コーナーで、全資格の載っている辞書みたいな本がありますが、その中でも、米国公認会計士(USCPA)はあれど、管理会計士の資格はなかなかお目にかかれないのではないでしょうか、、
私は大学生の時に、なんとなく購入した資格本の中でこの資格に出会いました。
とはいえ、理系の私は、最初は技術系資格(技術士とか環境計量士)を探す目的で購入したわけで、まさか米国系資格のコーナーを開くことになるとは思いませんでしたが、、(笑)
いずれにせよ、情報が非常に限られた試験であることは間違いありません。
また、試験制度も当初の4パート制から2パート制へと移行しており、日々のアップデートにも対応しなければなりません。
では、スクール講座が出てきた今、果たして独学で取得するのが効率的なのでしょうか?
ここでは、簿記の知識、そして英語力、の二つの観点で場合分けしてお伝えしていこうと思います。
①簿記に馴染みがあり(日商簿記2.3級レベル)、英語に苦手意識がない
USCPAなど他の米国系資格を既に取得済み(学習済み)の方もここに該当します。
この方々は、独学で十分です。
スクールに行く手間とコストを考えると、好きな場所(家とかカフェとか)でテキストを読み込んで理解し、問題をひたすら解くことで合格レベルまで到達します。
TOEICのreadingが300点程度あれば、英語のテキストを独力で理解できますし、教えてもらうより、効率よく学習できます。
②簿記に馴染みがないが、英語に苦手意識がない
外資系にいて、急遽経理部に興味を持った方や、銀行から事業会社のファイナンスに転職したい、といった方々でしょうか。
この方々は、二つの道があります。
一つ目は、簿記3級を学習して、会計基礎を身につけてから、USCMAのテキストに入るという方法。
基本的にUSCMAは、簿記の高度な力は求められませんが、会計はさっぱり、という状態ですと厳しいかもしれません。簿記3級は、適性が合えば2週間、そうでなくても1ヶ月で理解しきれる内容ですので、これを一つのきっかけとして、USCMAのテキストに進んでもらうのが良いと思います。
余談ですが、外資系投資銀行で活躍して、30歳前後でヴァイスプレジデントまで登った私の知人の言うには、外資系投資銀行(いわゆる投資意思決定、キャッシュフローからのNPV計算、財務の最適化といったファイナンスの概念が求められる業界)では、簿記は3級あれば十分とのこと。
USCPAは、スタートラインとして簿記2級程度以上ないと厳しいと言えますが、ファイナンスを生業とする仕事(USCMAは管理会計の資格ですが、投資意思決定評価等の概念がバンバン登場します)では、簿記3級をお持ちならば、スタートラインでは十分と言えます。
以上余談でしたが、USCMAをスタートするにあたり、
損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書の概念については把握した上で臨むのが良いと思います。
どうしても簿記3級を独習するのは、嫌だ!
という方には、もう一つの方法、スクールに行く、という方法です。
某大手スクールの講座内容を見る限り、簿記初習者を想定として英文会計の基礎からステップアップしてくれるので、簿記に馴染みがない方でもチャレンジできます。
ここから先は、各スクールの管轄ですので、私が意見を述べるのは控えさせていただきますが、私自身、独学で十分合格ラインに達しましたので、簿記3級からのステップアップを検討いただけると良いと思います。
③英語が苦手な方
テキストを購入される前に、自分がこの資格を取って何をするのか、を繰り返し考えてみてください。
USCMAは、外資系企業であればそれなりに評価されますが、日系企業ではやはり簿記、公認会計士の方が威力があります。
海外との取引がある大企業においてさえ、USCMAという資格の価値(取得にかかるコストと、そのリターンの割合)が十分実りあるものになるかは疑問です。
ですので、英語で仕事をすることに興味がない方には、向かない資格だと思います。
ただし、英語が苦手だが、将来的に外資系の経理に入りたいんだ、という方がいらっしゃるなら、テキストを一冊購入してみてください。
ここで、間違ってもTOEICや英検の勉強を始めてはいけません!
USCMAは、テキストをじっくりと読み込んで理解する、そして付属の問題(多くは過去に出題された問題がテキストに載っています)を解く。というステップで進みます。
スクールでは、解き方のコツや問題文の読み方など、様々なアイデアを与えてはくれますが、いざ本番試験において英語の長文問題を目の前にして、それを解ききれるかというと、それはどれだけ多くの問題を実際に解いてきたか、にかかっています。
スクールに入学するよりもはるかに安く、テキストは購入できますので、英語の部分がどうしても不安だ、という方はぜひウェブページから購入して、その目で中身を確かめてみてください。
テキストの選び方については過去に私のブログで紹介しましたので、こちらをご覧ください。
http://everyday-friday-uscma.blogspot.jp/2016/02/blog-post_29.html
結果、スクールに通うから使わなくなった、でも良いのです。
どういう雰囲気の資格なのか、それはテキストを見れば実感できます。
最後に、合格までにかかる時間について。
私は①(簿記2級で英語は苦手ではない)でしたが、
ある程度残業がある社会人として、土日2-3時間ずつと平日夜の1時間程度を勉強に充てました。結果、1パート合格まで半年程度でした。パート2は一度不合格でしたので9カ月ほどかかりました。
参考にしていただければ幸いです。
2017年2月8日水曜日
USCMA(米国公認管理会計士)に求められる英語力は? Multiple Choice編
米国公認管理会計士は、その名前のとおり米国の資格であり、当然のことながら試験問題はすべて英語となっています。
では、この試験の合格に求められる英語力水準はどの程度なのか?
まず、リスニング試験があるわけではないため、リスニング力は全く求められません。
とはいえ、筆記試験だからReadingができればいい、という訳でもありません。
USCMAは100問のMultiple choiceと、大問2つのEssay問題とで構成されています。
Multiple choiceは多肢選択型(4択)で、問題のレベルはピンキリです。つまり難易度の低い問題を的確に探し出して回答する、ということが必要になってきます。
点数は正解数に応じているため、難易度の高い問題に時間を費やすのは得策ではありません(つまりどの問題も配点は同じ)。その見極めをするために、英語力がある程度必要になります。
Multiple choiceは四つのタイプに分かれます。
①問題文が文章で、回答も文章
②問題文が文章で、回答が数字
③問題文が数字を含む文章で、回答が文章
④問題文が数字を含む文章で、回答が数字
このうち、②はほとんどありません。③も少ないです。
よって、①と④に対応できれば良いということになります。
まず①問題文が文章で、回答も文章。このタイプの問題の場合、”暗記もの”については英語力はそれほど必要ではありません。問題文もそれほど長くなく、回答も一言が多いので、途中まで問題分が読解できて、何となく意味が分かるレベルであれば、回答可能です。
私の感覚では、TOEICの筆記で300点以上あたりがボーダーかと思います。英検であれば2級くらいでしょうか。
一方①の中にも長文問題、長文回答、というタイプがあります。これは法制度を問う問題やプロセスを問う問題等、バラエティーに富んでいますが、覚えているだけでは回答できませんので、文章内の矛盾・間違えを消去法で消す力が必要です。
この問題タイプの場合は、まぎらわしい回答の中から最適なものを選び抜く力、が必要です。
私の感覚では、TOEICの筆記で350点以上あたりがボーダーかと思います。英検であれば2級から準1級でしょうか。
さて、次に④問題文が数字を含む文章で、回答が数字。。。。
みなさん、これがUSCMAの肝と言ってもいいでしょう。いわゆる計算問題です。
問題文の中に数多くの数字が登場し、その数字を適切に使って回答を導く、というもので、英語力もさることながら、数値計算力も求められます。ここで必要なのは、①と異なり、情報をいかに読み取るか、という英語力です。
文章の矛盾や間違えをくみ取る力ではありません。
手に入れた数字を、論理的に組み立てはじめたら、あとは計算力がモノをいう世界です。
以上、Multiple choiceはおおむねTOEICで350点以上の読解能力と、長文から情報を的確にとらえる英語力が必要と言えます。
私はTOEICの筆記が400点少々のところで受験しましたところ、英語がわからん、ということはほとんどありませんでした、どちらかというと、スピードが大切でしたね。
また、全体として単語力はそれほど必要ありません(英検に出てくる単語のような難易度の高い単語は出てきませんので、どちらかと言えばTOEICに近いです)。ただし、Finance関連の用語はテキストを読み込むなどして、押さえておきましょう。Finance用語がわからないと、そもそもスタートラインに立つことさえできません。
以上。
少し長くなってしまったので、Essay試験の英語力については次のパートでご紹介します。
では、この試験の合格に求められる英語力水準はどの程度なのか?
まず、リスニング試験があるわけではないため、リスニング力は全く求められません。
とはいえ、筆記試験だからReadingができればいい、という訳でもありません。
USCMAは100問のMultiple choiceと、大問2つのEssay問題とで構成されています。
Multiple choiceは多肢選択型(4択)で、問題のレベルはピンキリです。つまり難易度の低い問題を的確に探し出して回答する、ということが必要になってきます。
点数は正解数に応じているため、難易度の高い問題に時間を費やすのは得策ではありません(つまりどの問題も配点は同じ)。その見極めをするために、英語力がある程度必要になります。
Multiple choiceは四つのタイプに分かれます。
①問題文が文章で、回答も文章
②問題文が文章で、回答が数字
③問題文が数字を含む文章で、回答が文章
④問題文が数字を含む文章で、回答が数字
このうち、②はほとんどありません。③も少ないです。
よって、①と④に対応できれば良いということになります。
まず①問題文が文章で、回答も文章。このタイプの問題の場合、”暗記もの”については英語力はそれほど必要ではありません。問題文もそれほど長くなく、回答も一言が多いので、途中まで問題分が読解できて、何となく意味が分かるレベルであれば、回答可能です。
私の感覚では、TOEICの筆記で300点以上あたりがボーダーかと思います。英検であれば2級くらいでしょうか。
一方①の中にも長文問題、長文回答、というタイプがあります。これは法制度を問う問題やプロセスを問う問題等、バラエティーに富んでいますが、覚えているだけでは回答できませんので、文章内の矛盾・間違えを消去法で消す力が必要です。
この問題タイプの場合は、まぎらわしい回答の中から最適なものを選び抜く力、が必要です。
私の感覚では、TOEICの筆記で350点以上あたりがボーダーかと思います。英検であれば2級から準1級でしょうか。
さて、次に④問題文が数字を含む文章で、回答が数字。。。。
みなさん、これがUSCMAの肝と言ってもいいでしょう。いわゆる計算問題です。
問題文の中に数多くの数字が登場し、その数字を適切に使って回答を導く、というもので、英語力もさることながら、数値計算力も求められます。ここで必要なのは、①と異なり、情報をいかに読み取るか、という英語力です。
文章の矛盾や間違えをくみ取る力ではありません。
手に入れた数字を、論理的に組み立てはじめたら、あとは計算力がモノをいう世界です。
以上、Multiple choiceはおおむねTOEICで350点以上の読解能力と、長文から情報を的確にとらえる英語力が必要と言えます。
私はTOEICの筆記が400点少々のところで受験しましたところ、英語がわからん、ということはほとんどありませんでした、どちらかというと、スピードが大切でしたね。
また、全体として単語力はそれほど必要ありません(英検に出てくる単語のような難易度の高い単語は出てきませんので、どちらかと言えばTOEICに近いです)。ただし、Finance関連の用語はテキストを読み込むなどして、押さえておきましょう。Finance用語がわからないと、そもそもスタートラインに立つことさえできません。
以上。
少し長くなってしまったので、Essay試験の英語力については次のパートでご紹介します。
2017年1月31日火曜日
USCMA(米国公認管理会計士)は結局いくら稼げるのか
USCMA(米国公認管理会計士)はいったいいくら稼げるのか。。。
これはこの資格の取得を志す皆様が少なからず気にしているテーマかと思います。
基本的に金融・ファイナンスに関する職種はそれなりに待遇が良い、というイメージを持つと思いますが、具体的な数字をお見せして、USCMAの魅力(?)をお伝えしていきたいと思います。
まず、こんな話を聞いたことはありませんか?
米国公認会計士(CPA)よりも収入がいい ?
ここでは、USCMAの広報誌”Strategic Finance"の2014年6月号に掲載されているデータを少しご紹介します。すると、、、ショッキングなデータがありました!
Average Salary
No CMA or CPA : 88,196 USD
CMA Only :115,952 USD
CPA Only : 121,762 USD
Both CMA and CPA : 128,035 USD
、、、はい。
ということで、残念ながらCPAの方がやや収入が良いという結果です(涙)。
転職市場でもCPA求む、という記載は良く見ますが、CMAというのはなかなかお目にかかりません。とはいえ、私自身転職の際に、CMAだけで一気に書類選考突破できましたので、CMAを推奨している企業は少なからず存在するようです。
また、年齢別に見ると、19-29歳、50-59歳の二項目ではCMAの収入が上回っています。
ちょっと別の視点から見ていきましょう。
CMAはどういった仕事につくと、よりリターンが大きいのか。
最もサンプルの多い順から6つを上げると、次のようになります。
Corporate Accounting:105,272 USD
Finance : 125,468 USD
General Accounting : 90,451 USD
General Management : 137,695 USD
Cost Accounting : 80,945 USD
Budget & Planning : 103,817 USD
単純に待遇だけを考えるならば、経理よりもフィナンシャルアナリスト、という感じでしょうか。
資格の性質を考えても、アカウンティング(簿記や会計)の力がそれほど求められることはなく、明らかにフィナンシャルアナリスト向きの資格と思いますので、この結果は肌感覚とも合致しています。
さて、ここで私の歩んできたキャリアと、私の収入を比較してみようと思います。
やめたほうがいいかな~と思いながら、恐る恐る数字を見てみました。
えーと私は、最初の5年間はジュニアフィナンシャルアナリスト、そのあとシニアフィナンシャルアナリストになり、1年後に転職、今の企業で2年経過したところです。
では私の給料は、平均値から見てどうなのよ!!??
ということで、データを見てみました!
Financial Analyst (Entry Level) :75,291 USD
Financial Analyst (Middle Mgmt) : 83,249 USD
ということで、、、CMA保持者は、年収800万円~900万円ってことですかね(苦笑)
それか、ひと昔前の超円高76円時代の話かも(苦しい言い訳)。
はっきり言って、こんなにもらっていませ~ん!
そんな夢のような資格なのか~~~~~!
大手の外資系なんかに所属してこそ、ということでしょうか。
ショックを受けていても始まらないので、将来のことを考えてみましょう。
私もゆくゆくはキャリアアップしていきたいので、そうなると、
Manager : 101,710 USD
Divisional Controller : 112,511 USD
あたりになりますね。
このブログをご覧の皆様が、よりこの資格を活用してステップアップしていくことを切に願っております。
私もまだ30代前半なので、、、コントローラー目指して頑張るぞ!!
これはこの資格の取得を志す皆様が少なからず気にしているテーマかと思います。
基本的に金融・ファイナンスに関する職種はそれなりに待遇が良い、というイメージを持つと思いますが、具体的な数字をお見せして、USCMAの魅力(?)をお伝えしていきたいと思います。
まず、こんな話を聞いたことはありませんか?
米国公認会計士(CPA)よりも収入がいい ?
ここでは、USCMAの広報誌”Strategic Finance"の2014年6月号に掲載されているデータを少しご紹介します。すると、、、ショッキングなデータがありました!
Average Salary
No CMA or CPA : 88,196 USD
CMA Only :115,952 USD
CPA Only : 121,762 USD
Both CMA and CPA : 128,035 USD
、、、はい。
ということで、残念ながらCPAの方がやや収入が良いという結果です(涙)。
転職市場でもCPA求む、という記載は良く見ますが、CMAというのはなかなかお目にかかりません。とはいえ、私自身転職の際に、CMAだけで一気に書類選考突破できましたので、CMAを推奨している企業は少なからず存在するようです。
また、年齢別に見ると、19-29歳、50-59歳の二項目ではCMAの収入が上回っています。
ちょっと別の視点から見ていきましょう。
CMAはどういった仕事につくと、よりリターンが大きいのか。
最もサンプルの多い順から6つを上げると、次のようになります。
Corporate Accounting:105,272 USD
Finance : 125,468 USD
General Accounting : 90,451 USD
General Management : 137,695 USD
Cost Accounting : 80,945 USD
Budget & Planning : 103,817 USD
単純に待遇だけを考えるならば、経理よりもフィナンシャルアナリスト、という感じでしょうか。
資格の性質を考えても、アカウンティング(簿記や会計)の力がそれほど求められることはなく、明らかにフィナンシャルアナリスト向きの資格と思いますので、この結果は肌感覚とも合致しています。
さて、ここで私の歩んできたキャリアと、私の収入を比較してみようと思います。
やめたほうがいいかな~と思いながら、恐る恐る数字を見てみました。
えーと私は、最初の5年間はジュニアフィナンシャルアナリスト、そのあとシニアフィナンシャルアナリストになり、1年後に転職、今の企業で2年経過したところです。
では私の給料は、平均値から見てどうなのよ!!??
ということで、データを見てみました!
Financial Analyst (Entry Level) :75,291 USD
Financial Analyst (Middle Mgmt) : 83,249 USD
ということで、、、CMA保持者は、年収800万円~900万円ってことですかね(苦笑)
それか、ひと昔前の超円高76円時代の話かも(苦しい言い訳)。
はっきり言って、こんなにもらっていませ~ん!
そんな夢のような資格なのか~~~~~!
大手の外資系なんかに所属してこそ、ということでしょうか。
ショックを受けていても始まらないので、将来のことを考えてみましょう。
私もゆくゆくはキャリアアップしていきたいので、そうなると、
Manager : 101,710 USD
Divisional Controller : 112,511 USD
あたりになりますね。
このブログをご覧の皆様が、よりこの資格を活用してステップアップしていくことを切に願っております。
私もまだ30代前半なので、、、コントローラー目指して頑張るぞ!!
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