2016年2月23日火曜日

USCMA(米国公認管理会計士)の取得メリット

USCMAって、知名度低いけど、取得すると何かメリットあるのでしょうか!?

こういった疑問をお持ちの方は大勢いらっしゃると思います。
結論から申し上げますと、米国系企業ではかなりのメリットがあります。

私も米国系企業のファイナンシャル・アナリストだった時にこの資格に合格しました。

上司やCFOからの認知度は高く、USCMAを有する方でそれなりの職位に上り詰めている方が少なくとも3人いました。

そう言った方々と会話する時に、USCMA合格したんですよ~、という話をすると、マイナーな分、その希少性で話が盛り上がります(笑)。

もちろん、キャリアの面でもプラスになることは間違いなく、数値的に物事を判断する訓練の成果は、日々の判断(例えば営業の方から人を増やす相談を受けた時や、部門間で費用の按分をどう行うかなど様々な状況)において様々なアイデアを提供してくれます。

フィナンシャル・アナリストの仕事をしていたときには、上司からUSCPA(米国公認会計士)ではなくUSCMAの方を勧められたほどです。

USCPAは、あくまで会計士ですので、会計士になるのでなければ必要はないと事業部CFOの方からアドバイスをもらったこともあります。これには少し驚きました。

転職活動においても、USCMAの合格証書のコピーを提出しただけで、米国系企業のシニア・フィナンシャルアナリストのポジションの面接に即呼ばれました

私にとっては未経験の医療系の優良企業です。

これが、米国系企業のファイナンス職に効果を発揮するという実感を得た瞬間でした。

ミニMBAという言い方が適当なのかはわかりませんが、MBAに興味のある方で、ローリスクに勉強を進めたいという方にはこれ以上の資格はないと思います。

参考書をPart1、Part2で二冊購入し、1年間の会費を納め、1度不合格になったとしても、おおむね30万円以内でカバーできますので、まずはCMAの参考書を取り寄せて、勉強を始めてみるのも良いと思います。

別のページでも記載しましたが、会員になるのは試験を受ける直前で良いのです。参考書を取り寄せて勉強する段階では、参考書代しかかかりません(二冊で3万円くらい)。

補足ですが、会員になると毎月送られてくる会報『STRATEGIC FINANCE』も内容が充実していておすすめですので、すぐに会員になっても良いとは思いますが。

4 件のコメント:

  1. はじめまして。
    USCMA資格保有の方と会う機会が中々なく、貴重なお話とてもありがたく思います。

    私は現在USCMA受験中で、先日Part1を合格できました。Part2の受験を計画していますが、その前に到来してくる、有効期限1年のIMAの会員更新方法がわからず対応に苦慮しています。もしご存知でしたら、更新方法につき、伺えないでしょうか。来年早々会員期限を迎える状態です。

    IMAウェブサイトでの更新方法の確認や、直接メールで問い合わせをしたのですが、解決できず、行き詰まっています。。。

    受験でお忙しいところすみません。お話を伺えると大変助かります。
    USCMAだけでなく、ACCA資格取得へむけて先を歩まれている事、こちらも励みにになります。陰ながら、応援しております。

    返信削除
    返信
    1. Grizさん、

      コメントありがとうございます。
      そして、パート1の合格おめでとうございます!
      あと一息ですね、パート2は内容としても面白いので、ぜひ最後まで合格を勝ち取ってください。
      さて、ご質問の更新の件ですが、試験を申し込むメニューの中に、年会費のメニューはございませんでしたでしょうか?
      私も少し前のことでもあり、記憶が曖昧で申し訳ありません。

      削除
  2. このコメントは投稿者によって削除されました。

    返信削除
  3. ご連絡ありがとうございます!

    もう一度、サイト内を細かく確認してみたいと思います。
    お忙しい所、ありがとうございました。

    返信削除

FP&Aの仕事は忙しいのか(コントローラー編)

前回の投稿から大分時間が経ってしまいましたが、この間に世の中は大きく変わってしまいましたね。。。 今日はFP&Aの業務量について。 FP&Aという仕事は、以前は外資系にのみ存在する仕事というイメージがありましたが、NECや資生堂など著名な日本企業でも普及し始めたと...