前回の投稿から大分時間が経ってしまいましたが、この間に世の中は大きく変わってしまいましたね。。。
今日はFP&Aの業務量について。
FP&Aという仕事は、以前は外資系にのみ存在する仕事というイメージがありましたが、NECや資生堂など著名な日本企業でも普及し始めたということもあり、より多くのビジネスパーソンにとって馴染みのある職種になりつつあるのではないでしょうか。
収入も悪くないし、経理の仕事よりクリエイティブである、だからみんなFP&Aを目指そう!と言った記事も多く見つかりますよね、、、
私はそれ自体を否定するつもりはありません(収入は、、、正直もっと貰っていいのではと思っていますがw)
が、その仕事をしている人の生の声、ワークライフバランスは気になるところかなと思い、今日は仕事の忙しさ、という点について書かせていただきます。
まず、FP&Aの中にもいろんな仕事があります。私がやっているのはコントローラーという仕事ですので、今回はコントローラーについて書きたいと思います。
コントローラーは、事業部と連携してビジネスをファイナンスの観点からフォローする仕事です。
コントローラーの仕事は日々のレポーティングに加えて、ビジネス上の判断をしていくため、毎日が変化に富んでとてもやりがいがある仕事です。
事業部の営業さんとうまく連携して、案件の成約に結び付けたときは、営業さんと一緒に喜んだり、ファイナンスという仕事の中ではかなり前線で戦っているなあ、と感じられる仕事です。
その分、このコントローラーという仕事は、朝から夜まで、必要であれば何かを判断するという仕事が来る可能性があります(汗)
もちろん定時以降のメールや相談は、明日会話しましょう、と言ってしまうこともできるのですが、やはり事業部に思い入れが強くなってくると、自分が今日頑張ることで、この案件が有利に進むかもしれない!とか考えて、対応することもしばしばです。
あとは、コスト増、経費増の相談が来るときがあり、それをどうやって最小化するか。お客様からのクレームが来ているといったケースもあり、どうやってそれを収束させるか、ということを営業さんと一緒に考えることもあります。
損失の金額が大きくなってくると、数千万円規模の損失の話などが、これまた営業さんって金曜日の午後とかに相談してくるんですよね、、、なので週末私が一人でそれをどうやって解決するかを考えていたりして、胃が痛いなあ~といった時もあります(w)
悪い話ほど早めに相談してほしいものですが。
それはさておき、それ以外では、定期的にビジネスレビューがあり、それの資料を準備する仕事もあります。具体的には、売り上げやKPIといった指標の進捗、実績、今期の着地予想、来期の見込み、それに向けたAction、必要なHelp、、、などなどをきれいにパワーポイントにまとめる仕事です。
資料は多い時には50ページを超えることもしばしばで、これを1~2週間で準備する必要があるので、その間は事業部長との定期的なDiscussionを行い、かなり時間を費やすことになります。
もちろんこの準備期間も、最初に挙げたレポーティングやビジネス判断という仕事は常に発生していますので、なかなか忙しいです(w)
レビュー準備が終わり、実際にレビューが無事に完了したら、ほっとしたのもつかの間、レビューでいただいた宿題(追加Action)を踏まえて、実行プランを事業部長と協議したり、それを推進するべく営業さんへカスケードしたりします。
とにかく、事業部のパフォーマンスを最大化するためにファイナンス観点でできることは何でもするという仕事です。
ですので、ワークライフバランスという意味では、なかなか自分の思い通りにならない部分もありますね。。。
土日の仕事も時々は発生してしまいますので、家族の理解も必要かもしれませんね。
とはいえ、仕事の内容としては非常に面白く、やりがいがありますし、私自身はこの仕事をやるために色々学んできたと言っても過言ではありませんので、全く後悔はしていません。
これからキャリアアップのために、別事業部担当のコントローラーの仕事も経験して、より会社全体が見えるように成長していきたいと思っています。
以上、FP&Aの仕事は忙しいのか(コントローラー編)ということで書かせていただきました。キャリア選択の際のご参考になれば幸いです。
以上